2009年11月22日

わきが(ワキガ)は切らずに治せる!

わきがかどうかは別にして、人には多かれ少なかれ体臭があります。体臭は清潔か不潔かということとは無関係です。皮膚には汗を出す器官として2種類の汗腺があり、そのひとつがアポクリン汗腺です。この汗は毛穴から分泌されます。腋の下や乳首などの特定の部位に分布しています。

わきがはアポクリン汗腺の量が通常よりも多く、働きが活発なために起こります。アポクリン汗腺から分泌する汗には、脂肪や鉄分、アンモ二アなど、 体の老廃物が含まれます。アポクリン汗はそもそも異性を引きつけるフェロモン様の物質で、固有の体臭を発生させています。ただ、これが細菌によって分解され、独特なにおいを放つ場合があります。これが、わきがの原因です。

以前は汗腺自体を切開して除去する方法が一般的でした。確実ではありますが、傷あとが残り、現在ではほとんど行われていません。わきがは切らずに治せます。あなたご自身がきちんと理解して、信頼できる医師とご相談ください。


ボトックス注入法


もともと、しわの治療に利用が始まったボトックスですが、わきが・多汗症の治療にも使われるようにもなりました。これはボツリヌス菌の毒素が汗を分泌するアポクリン汗腺の働きを止めるためです。効果は約4〜6ヶ月間継続します。

超音波治療法


わきがの原因である汗腺の機能を破壊する治療法です。わきの下の皮膚内に超音波治療器の小さな先端を入れて、汗腺や皮脂を破壊します。傷あとも小さく、神経や血管を傷つけることもありません。

皮下組織吸引法


わきがの原因である汗腺類を吸い取る治療法です。わきの下にごく小さな穴を開けカニューレという細い管を通し、アポクリン汗腺や皮脂腺などを吸いだしてしまいます。傷あともほとんど残りません。

レーザー脱毛


レーザー脱毛によってアポクリン汗腺にもダメージを与え、わきがを治療しようとするものです。合わせて脱毛により細菌の繁殖を抑えます。
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ボトックスでわきが治療

ボトックスとは、ボツリヌス菌が作り出したA型ボツリヌス毒素(タンパク質)から抽出した成分を使用する治療法です。しわ治療、とりわけ、眉間の縦ジワ、額の横ジワのような深い表情シワの治療に有効なことはよく知られるようになりました。

ボトックスが注入されると、筋肉を動かす神経伝達物質(アセチルコリン)に作用してこれを抑制します。ボトックス注入法がわきがの治療にも有効なのです。ボットクスを腋に注射するだけの施術、とても簡単です。


ボトックスでなぜわきが治る?


交感神経の末端で発汗を促しているのが、このアセチルコリンという神経伝達物質なのです。通常、交感神経末端から分泌されるのはアドレナリンなのですが、汗腺へ分泌している交感神経からは例外的にアセチルコリンが分泌されるのだそうです。ですから、アセチルコリンを抑制するボツリヌス菌毒素を多汗症やわきがの治療に応用しようと考えるのは当然のことといえます。

ボトックスの効果が継続する期間


効果は約4〜6ヶ月間継続します。注射の部位の工夫で半年以上持続すると指摘されるお医者さまもおられます。さらには1回の注射で、完治してしまった患者さんの例を挙げられる先生もおられます。ボトックスは本来、一過性の治療で、4〜6ヶ月ごとに注射を続けなければなりません。それが完治してしまうのは、精神性発汗の原因である「予期不安」がなくなったからだと思われます。るまり、ボトックスにはメンタルな治療効果も期待できるということです。

ボトックスの治療費用と有効期間


病院や治療する部位ごとに異なりますが、1回の治療はおおよそ3〜5万円くらいでしょう。効果は約4〜6ヶ月間継続します。逆にいうと、半年ごとにボトックス注射を受ける必要があります。
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皮下組織吸引法でわきが治療

おなかやおしり、二の腕などの余分な皮下脂肪を外科的に除去する脂肪吸引という方法があります。皮下組織吸引法はこの方法を応用したものです。脂肪吸引と同じ機械、同じ方法で、わきの下からニオイの原因となるアポクリン汗腺を吸引によって除去します。


皮下組織吸引法のメリット


皮下組織吸引法の施術は簡単です。術後の傷口も小さく、目立ちません。局部麻酔で、わき下の皮膚に数ミリほどの小さな穴をあけます。ここからカニューレという細い管を挿入して、皮下のアポクリン腺・エクリン腺・皮脂腺を吸い出して除去します。

皮下組織吸引法のデメリット


ただ、この皮下組織吸引法では皮膚のごく表層の汗腺は除去できず、残ってしまいます。また、皮下組織吸引法はわきがには効果的ですが、多汗症には効果はありません。治療効果はわきがに対しては一般に約40%程度の改善だといわれます。わきがの程度を比較的簡単に軽減する施術といえます。重度のわきがの人は別の方法をとる方がいいでしょう。


皮下組織吸引法の料金


施術が簡単なので料金も比較的安価です。クリニックの施術のしかたや先生の技量などで料金はずいぶん差がありますが、目安としては7万円〜15万円くらいでしょう。この方法をとるのか、ボトックスでいくのか、それともレーザー照射や光治療(IPL)を選ぶのかは、専門医とよく相談して決めてくださいね。料金で選ぶのは危険ですよ。まずはネットなどで専門のクリニックの中から、候補を絞り、あとは納得いくまでよく先生と相談してください。カウンセリングを面倒がる先生は避けたほうが無難でしょう。
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